中国人民銀行が外貨の預金準備率を1%引き上げて4%にするとの報道を受けて、中国人民元の上昇が円を押し上げる要因になるとの見方が強まっています。
日本と米欧の金利差を背景に円が売られやすい状況は続いていますが、人民元が上昇すれば「アジア通貨=円にも上昇圧力がかかる」との思惑が働きやすいためです。
人民元上昇と円上昇の間に明確な因果関係があるわけではありませんが、ポールソン米財務長官の訪中を9月に控え、こうした傾向は一段と強まる公算が大きくなるものと思います。
ただ、日本と米欧との金利差が市場の主要テーマである限り、人民元が円をいつまで支え続けられるかは不透明な面もあります。人民元のニュースが出尽くしたとき、つっかえ棒を失った円が急落するリスクは警戒する必要があります。
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2006年08月30日
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