2006年10月29日

今週の為替見通し

 円相場は週後半にかけて円安・ドル高に振れそうだ。先週末は7―9月期の米国内総生産(GDP)が市場予測を大きく下回ったことで円が急伸したが、投機筋の持ち高調整が進んだことで改めて日米の金利差に着目した円売り・ドル買いが出やすくなるとみられるためだ。市場参加者の予想は1ドル=117―119円程度となっている。

 国内では日銀が31日公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)と福井俊彦総裁の記者会見が注目材料。利上げの可能性を模索している日銀が何らかの「地ならし」に動けば、金利先高観から円買いが強まる可能性が高い。ただし先週末発表の9月の消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予測を下回ったことで市場の年内利上げ観測は再び後退しており、円買いの動きは限られそうだ。

 米国では11月3日発表の10月の米雇用統計への関心が高い。非農業部門の雇用者数の市場予測は前月比12万5000人増。平均賃金の上昇など雇用情勢の改善に伴いインフレ懸念がくすぶる結果となれば、米利下げ観測の後退でドル買いが強まる公算が大きい。
[10月29日/日本経済新聞 朝刊]



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