2006年11月12日

今週の為替見通し

 今週の円相場は日米金利差を背景にして、円が売られやすい地合いが続くとみる市場参加者が多い。ただ一本調子のドル買いが続くとの声は少ない。米景気の先行きがつかみにくくなっており、一方向へ動きづらくなっているためだ。1ドル=116―118円台が予想の中心となっている。

 今週は14日の7―9月の実質国内総生産(GDP)速報値への関心が高い。経済成長率の市場予測の中心は前期比年率1%程度。これを下回れば円売りが強まる場面もありそうだ。

 米国では15日に10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表がある。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ警戒姿勢を緩めていないことが確認されれば、利下げ観測が後退し円売り・ドル買いを呼ぶとの声もある。16日には福井俊彦日銀総裁も記者会見を予定。日本の追加利上げの思惑が高まれば、逆に円買い要因になる。

 先週は円が対ユーロでの最安値を更新した。ユーロ圏の金利先高観からユーロはじりじりと上昇を続けるとの予想が多い。今週は1ユーロ=152円台まで円が下落するとの声も出ている。
[11月12日/日本経済新聞 朝刊]



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