先週は7―9月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回り、買いが優勢となった。しかし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押された。米ダウ工業株30種平均が最高値を更新するなど世界株高となったが、日本株は流れに乗れず日経平均株価は週間で20円(0.1%)下落した。
今週は20日の三菱UFJフィナンシャル・グループやみずほフィナンシャルグループを皮切りに銀行が中間決算を発表する。相場全体が材料難のため注目されそう。今期配当については既に増額観測の報道があり「株価は通期予想の上方修正も織り込み済み」との見方が大勢を占める。
ただ「金利動向が不透明なため、上方修正をしない可能性がある」と慎重な見方もある。銀行の業績見通しが市場の期待に届かない場合は、市場心理を冷やすこともありそうだ。
23日は日米ともに祝日で株式市場は休場。「外国人が休み前に日本株の持ち高を整理する動きが出ている」との指摘があった。今月末に決算期を迎える海外のヘッジファンドが多く「決算対策の動きにも警戒が必要な時期」との見方もある。
テクニカル面では、日経平均が過去1年でみた場合の平均買いコストと見なされる200日移動平均(1万6049円)に接近してきた。世界株高に乗り切れない日本株に対する失望感も高まっているだけに、この水準を割り込むと見切り売りも出やすくなりそう。
もっとも「足元の経済成長と企業業績は堅調なため下値は限定的では」との声が多い。
[11月19日/日本経済新聞 朝刊]

最近の日本市場の元気の無さには
困り者ですね。