8日発表の11月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想で11万人程度。予想を下回ればドル売り圧力が強まるだろう。国内では、5日の安倍晋三首相と福井俊彦日銀総裁の会談への関心が高い。「日銀が利上げへ地ならしを進める」との連想から円買いを誘いそうだ。4日の7―9月の法人企業統計や8日の10月の機械受注統計も注目材料。結果が市場予想を上回れば利上げ観測が強まり、円買い・ドル売りが加速する可能性もある。
円は対ユーロでは弱含み、先週は最安値を連日更新。市場参加者は1ユーロ=155円程度まで下落を見込む。円売り・ユーロ買いが優勢なため「対ユーロでの円売りにつられた円売り・ドル買いが円の上昇を抑える」との見方がある。
[12月3日/日本経済新聞 朝刊]
