今週は12日発表の12月の米小売売上高に注目が集まる。前月比0.2%増が予想の中心。数字が予想を上回り、クリスマス商戦での消費の好調さが意識されれば、円売り・ドル買いが強まる公算が大きい。
原油など商品価格の下落も円相場に影響を与えそうだ。円を借りて高金利の資源国通貨に投資していたヘッジファンドが投資を手じまい、円を買い戻すきっかけになるとの見方がある。半面、米景気が底堅く長期金利も上昇すれば、商品価格の下落は米景気を後押しするとして、ドル買いを誘うとの指摘も出ている。
来週17、18日には日銀の金融政策決定会合を控えていることもあって、11日発表の11月の景気動向指数など、利上げの判断材料となる国内景気指標への関心も高い。結果次第では日銀の早期利上げ観測が強まり、円買いが入る場面もありそうだ。
[1月7日/日本経済新聞 朝刊]
