2007年03月11日

今週の為替見通し

 今週の円相場は円安・ドル高が進みやすい地合いになりそうだ。米株式相場が堅調に推移するなど、世界の株安連鎖への警戒感が弱まり、円買い・ドル売りが一巡しつつあるという。市場の関心は米国の景気動向に移り、米国で発表される経済指標をにらんだ相場展開が予想される。市場では1ドル=116―119円台で推移するとの見方が多い。

 前週末に発表された米雇用統計で失業率が事前の市場予想を上回ったことなどを受けて円安・ドル高が進む場面があった。米国の利下げ観測がやや後退しており、ヘッジファンドや個人投資家の円売り・ドル買いが入りやすい地合いとなっている。

 米国では13日に小売売上高が、16日には消費者物価指数(CPI)が発表されるなど経済指標の公表が相次ぐ。米国の景気や金融政策の先行きを占う上で市場関係者の関心が集まっている。

 ただ3月決算期末を控えた国内輸出企業が海外で獲得した外貨を円に替える動きが広がるとの見方もあり、円の下値が支えられる場面もありそうだ。
[3月11日/日本経済新聞 朝刊]



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