先週の株式相場は週初に大きく下げたものの、海外の株式相場が堅調に推移したため週央には買いが優勢となった。日経平均株価は2日間で500円超も上昇した。ただ、新規の買い材料に乏しいため、その後は伸び悩んだ。週末の米雇用統計が市場予想を上回る内容となり円安が進行。株式相場には支援材料だ。
しかし、今月下旬には3月期決算企業の発表が本格化するため積極的な売買が見送られる可能性が高い。「観測報道や業績修正が徐々に表面化すると思われ、個別の値動きに関心が向く」との指摘があった。米企業決算も始まり、見極めたいとの投資家が増えそうだ。
12日には国内で2月期決算が多い小売業の発表がピークを迎える。「前期決算が計画を下回り、今期見通しも市場予想を下回る企業が多いのでは」との指摘があった。前週はイオンが市場予想を下回る今期見通しを公表し売られた。今週も相次ぐようだと市場心理を冷やしかねない。
週末には株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)の算出がある。波乱要因との見方は少ないが「SQ算出週は行使価格に対する思惑が広がりやすく、株価指数先物に仕掛け的な売買が入る可能性がある」との指摘があった。
経済統計では11日に2月の機械受注が公表予定。前月比で小幅マイナスの予想が多いものの「景気の底堅さを確認できるのではないか」との指摘もあり、注目度が高い。
[4月8日/日本経済新聞 朝刊]
