2007年04月15日

今週の為替見通し

 今週の円相場は米経済指標をにらみながら、振れやすい展開になりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)はインフレへの警戒姿勢を維持する一方、住宅市場などを中心に景気減速の懸念もくすぶり続けている。米経済の先行きを巡る市場の観測が定まらず、相場の方向感が出にくくなる可能性がある。市場参加者の予想は1ドル=117―120円台が中心となっている。

 13日の7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明は為替相場について「経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映すべきだ」とした。従来と変わらず市場では円安基調が続くとの予想が出ている。

 米国などで重要な経済指標の発表が相次ぐ17日がポイントになりそうだ。米国では3月の鉱工業生産や消費者物価指数(CPI)、住宅着工件数などインフレや景気に関連する指標が発表される。

 ユーロ圏では欧州経済研究センター(ZEW)がドイツの景気予測指数を発表する。このところ主要通貨の中でユーロの堅調地合いが鮮明になっている。指標を受けてユーロが大きく変動するようなら、円相場のかく乱要因になる可能性もある。
[4月15日/日本経済新聞 朝刊]



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