2007年06月03日

今週の株式見通し

 今週の株式相場は戻りを試す展開か。世界の主要株価指数に比べて日本株の出遅れ感は強く、業績好調な主力株を中心に見直し買いが入り始めた。相次いで発表される経済指標で国内景気の底堅さが確認されれば、日経平均株価は年初来高値(1万8215円)を目指すとの見方もある。海外株が不安定な動きを見せた場合は、いったん足踏みする場面もありそうだ。

 先週の日経平均は週間で477円(2.7%)上昇。ハイテクや商社の好業績銘柄に買いが続き、週末には約3カ月ぶりに1万8000円台を一時回復した。

 それでも過去最高値圏にある欧米株や中国株に比べると日本株の戻りは依然鈍い。「今週も海外勢の資金流入が続く可能性は高い」とみられ、国内景気に売買の手掛かりを求める外国人投資家も多いという。

 このため4日発表の1―3月期法人企業統計をはじめ、4月の景気動向指数や機械受注統計などから目が離せない。なかでも設備投資の先行指標となる機械受注への関心は高く、民間23社は平均で前月比4.3%の増加(船舶・電力を除く民需)を見込んでいる。前月まで弱含みで推移してきただけに「再び堅調な内容となれば内需関連株中心に買いに弾みが付く」との見方もある。

 週末の外国為替市場で約4カ月ぶりに1ドル=122円台まで円安が進行したのも支援材料になりそうだ。米景気に対する悲観論が後退し、自動車などの主力株に「物色対象が広がるかどうかがカギ」とみられる。

 ただ米国株や中国株には高値警戒感もくすぶり、「いったん海外株が調整局面に入ると日本株も踊り場を迎えかねない」という。

 8日には株価指数オプションの特別清算指数(SQ)が算出される。相場水準が切り上がるなか、思惑的な売買が膨らめば相場をかく乱する懸念がある。
[6月3日/日本経済新聞 朝刊]



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