市場は福井俊彦総裁の発言に注目している。6月の決定会合後、福井総裁は政策決定について「(経済・物価情勢など)確認すべきことが多い」と発言。利上げに消極的と受け止められ、円売りが進んだ。
市場では今回の会合では利上げを見送り、早ければ8月にも実施するとの観測が根強い。その後の利上げのペースが速まるかどうかへの関心も市場で高まっている。福井総裁の発言が6月の前回会見から一転して強気になれば、利上げペース加速への思惑から円買いが進む場合もある。
一方、米長期金利が上昇し、日米金利差を背景にしたドル買いが進みやすくなっている。6月の米雇用統計が堅調だったことを受け、米景気拡大の観測が広がっている。
[7月8日/日本経済新聞 朝刊]
