2007年07月15日

今週の為替見通し

 今週の円相場は安値圏でもみ合いが続きそうだ。日米金利差を材料に、個人投資家の円売り・ドル買いが根強い。半面、米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け高金利住宅ローン)問題を背景にドルも売られやすく、綱引きの展開となりそうだ。市場参加者の多くは1ドル=120―123円台のレンジ内での推移を予想する。

 サブプライムローン問題が「米経済全体に与える影響は限定的」との見方はあるが、米住宅市場に対する警戒感は強い。18日発表の6月の米住宅着工件数が大きな関心を集めそうだ。市場予想を下回れば米景気に悲観的な見方が広がり、ドル売りが膨らむ可能性がある。株式市場の混乱につながるようなら、リスク回避のために円を買い戻す動きも出そうだ。

 18、19日に予定されるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や、18日発表の米消費者物価指数(CPI)も注目だ。

 円の上昇局面では個人投資家や輸入企業の円売り・ドル買いが膨らみやすい。円の上値も限定的との見方が多い。
[7月15日/日本経済新聞 朝刊]



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