2007年08月05日

今週の為替見通し

 円相場は不安定な動きになるとの見方が強い。信用力の低い米個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き問題は収束の糸口が見えず、売買を一方に傾けにくいと考える参加者が多い。金融機関の大規模な損失が発覚するなどの材料が浮上すると円は振れやすくなるとの声も聞かれる。市場予想の中心は1ドル=117―120円。

 サブプライム問題が長引くことへの懸念から、リスクを回避する動きが優勢になりそうだ。円を売ってリスク資産を運用する円借り(キャリー)取引を解消するため、欧米のヘッジファンドが円を買い戻す勢いは続くとの見方が強い。

 前週に大幅下落した米株式相場の動向も焦点だ。下落基調が続くと損失を補うための円買いが入りやすくなるからだ。

 米景気動向にも関心が高い。7月の米雇用統計は雇用者の増加数が市場予想を下回る結果だった。7日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、サブプライム問題の実体経済への影響が指摘されるようであれば、米景気の先行き悪化懸念から円買いが膨らむ可能性がある。
[8月5日/日本経済新聞 朝刊]



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