2007年09月02日

今週の為替見通し

 今週の円相場は引き続き円高に振れやすい展開になるとの予想が多い。金融市場の動揺はやや落ち着きを取り戻したかにみえるが、警戒感は消えていない。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題による金融機関の損失の表面化や米経済指標などの悪化を受けて、円買い・ドル売りが進む場面もありそうだ。市場参加者の予想は1ドル=113―118円台が多い。

 市場の動揺が収束に向かうのかどうか、各国の金融政策に注目が集まっている。今週は欧州中央銀行(ECB)が政策決定の会合を開く。利上げか見送りか、市場の見方は交錯している。今後の日銀の利上げ判断にも影響するとみられており、決定内容やその後の総裁会見を受けて相場が振れる可能性がある。

 サブプライム問題の実体経済への影響を見極める意味から、米国で発表される経済指標も注目されている。市場が混乱した後の景況感が表れる米サプライマネジメント協会(ISM)発表の景気指数や米地区連銀経済報告(ベージュブック)、8月の米雇用統計などが悪化しているとドルが売られるだろう。
[9月2日/日本経済新聞 朝刊]



posted at 09:35 | Comment(0) | 今週の見通し
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
※半角英数字のみのコメントは投稿できません。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。