2007年09月07日

トリシエECB総裁会見

ECB政策金利も予想通り据え置き、注目されたトリシェECB総裁記者会見はやや弱気に傾いた発言との印象です。金融市場が混乱している間は政策変更は行わず実体経済への影響を見極めるスタンスを維持し、また成長見通しを下方修正したことは利上げの必要性をやや低下させるものと思われます。

・予想のリスクはダウンサイドにある
・市場の混乱が不透明性の増大につながった
・データはGDP成長の明るい見通しを示唆・データは力強い経済のファンダメンタルズ示唆
・景気は拡大を続ける
・ユーロ圏の消費の伸びは強まる見通し
・第三四半期のデータは引き続き良好
・07年の経済成長率見通し2.2-2.8%、従来は2.3%-2.9%
・08年の経済成長率見通し1.8-2.8%、従来は1.8-2.8%
・GDP予想の下方修正、金融や原油の動向を反映したもの
・インフレ率は2%を上回りそうだ
・経済成長見通しのリスクは下振れ
・政策の決定は全会一致
・失業に関する最新のデータは好ましい
・ECBは追加的資金供給オペを実施する
・物価と市場のリスクは比較していない
・インフレに対し「強く警戒」との文言削除についてはノーコメント
posted at 06:33 | Comment(0) | ECB会合・会見
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