○世界的な余剰貯蓄に変化はない
○米対外赤字の継続で海外投資家はドル回避
○経済動向ならびに金融政策については言及せず
○米国の大幅な経常収支赤字は永続せず
○長期金利プレミアムは05年以来拡大している
一方、トリシェECB総裁はEU議会で、先々の利上げの可能性を示唆し、ユーロにとってはポジティブ材料です。
○物価安定へのリスクは中期的に依然として上向きとなっている
○このような背景をふまえ金融政策は依然として緩和気味である
○最近の高水準の不透明性を考えると金融政策の結論を出す前に新たな情報を収集し検討することが適切だ
ドル円は113円台後半まで下落しましたが、その後欧米株が大幅高となったことで円キャリートレード巻き返しの動きが強まり、再び円売り優勢の展開となりドル円は114円35銭付近まで上昇です。
18日のFOMCでの利下げは必至との見方も強く、原油価格や貴金属価格が底堅い堅調な動きとなっていることも「信用収縮」の動きが一段落したとの見方で好影響となっている模様です。「サブプライム問題」の負の影響ではない、利下げ効果を先取りするような雰囲気に早くなってくれるといいですね。