2007年09月07日

BOE声明

BOE政策金利は予想通り据え置きでしたが、異例の声明文が発表されました。内容は物価上昇圧力に懸念を示し、金融市場の混乱が企業や個人に対する信用貸し出しがどの程度収縮するかに言及するには時期尚早としました。文面からは金融政策の先行きを判断するには難しい。

・資産担保証券に関わる懸念が高まった
・金融市場からの混乱を語るのは時期尚早
・企業や家計への影響を予想するのは時期尚早
・CPIは向こう数ヶ月、2%付近かそれを下回る可能性も
・信用の広がりの動向を監視している
・個人消費鈍化の一時的兆候見られる
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2007年08月15日

BOE議事録(9対0)

8月の英中銀金融政策委員会は9対0の全会一致で金利据え置きを決定しました。金利据え置きが何対何の票数で決定されたのか、特に”利上げ”を主張した委員が何名いたかに注目が集まりましたが、結果は9対0の全会一致でした。

四半期インフレ報告では、少なくともあと1回の追加利上げを示唆していたBOEですが、CPI(前年比)が予想を大幅に下回る結果となり、追加利上げの必要性を示唆しない内容となったため今後の動きに注目です。
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2007年06月20日

BOE議事録(据置5対4)

英BOE議事録要旨の発表を受け、金利据置が5対4で決定したことから早期利上げ観測が高まりポンド買いとなり、1992年以来の246円台乗せを示現しました。

・金利据置は5対4で決定
・キング総裁は利上げに投票
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2007年06月07日

BOE金利据え置き

前回、全会一致で利上げを決定したBOEは、政策金利を5.50%に据え置きました。0.25%の利上げもあるとの見方からポンド買いを進めていたファンドなどの失望売りで、ポンド円はアジア時間につけた安値240.69円を割り込みました。
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2007年05月23日

BOE議事録(タカ派)

英中銀5月議事録で「全会一致で利上げが決定された」ことと、「今後の追加利上げの可能性について肯定的意見で一致した」との発表を受け、ポンドドルが上昇。高値警戒感が強かったポンド円も240.78まで急騰しています。

・5月の金融政策委員会では全会一致(9対0)で利上げを決定
・今後の追加利上げの可能性について意見一致
・一部委員は0.5%の利上げも検討したが、過去の利上げ効果を見極めるべきと判断
・英中銀金融政策委、経済が予想通り拡大すれば再び利上げの可能性があるとの考えで一致
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2007年05月16日

英中銀インフレ報告

欧州CPIの1.9%(予想1.9%)をきっかけとしてユーロ買いが優勢、ユーロ円は新高値を更新です。一方、ポンド円は英中銀四半期インフレ報告で「中期的インフレリスクは上向き」「短期的には均衡している」と、早期追加利上げを意図する内容ではなく上げ幅は限定的でした。

その後キング英中銀総裁が「必要に応じて更なる行動を取る」「企業での物価圧力の高まりが主なリスクだ」との発言からインフレ警戒姿勢が引き続き見られ、その後は下げ渋る展開となっています。

【英中銀 四半期インフレ報告】
・中期的なインフレリスクは上向き
・インフレリスクは短期的には均衡している
・経済成長に対するリスクは均衡
・米景気減速による悪影響が景気の下振れリスク

【キング英中銀総裁】
・インフレ率は中期的に目標付近に落ち着く見通し
・必要に応じて更なる行動をとる
・企業での物価圧力の高まりが主なリスクだ
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2007年04月18日

BOE議事録(2票は利上げ)

英中銀は、政策金利を5.25%に据え置くことを7対2で決定したというBOE議事録(4月4日-5日開催分)を発表しました。

今回の議事録では利上げ票の数が焦点になっていましたが、前回は8対1で据え置き(1票は利下げ)が、今回は7対2で7人の委員が据え置き、2人の委員(センタンス委員、ベズリー委員)が0.25%の利上げを主張しました。

同時に発表になった3月英雇用統計で、失業保険申請件数が市場予想の5000人減より大幅減の9200人減となったことからポンド買いが優勢となっています。
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2007年04月05日

BOE政策金利

BOE政策金利は事前の予想通り5.25%で据え置きでした。一部では利上げ予想も出ていたことから、失望売りでポンドが下落しました。233.65円付近まで値を下げるものの、先々の利上げ期待感が依然として根強く、その後234円台前半まで反発し下げ幅を縮小しています。
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2007年03月21日

BOE議事録(1票は利下げ)

英中銀は、政策金利を5.25%に据え置くことを8対1で決定したというBOE議事録(3月7日-8日開催分)を発表しました。

今回の議事録では利上げ票の数が焦点になっていましたが、前回は7対2で据え置き(2票は利上げ)が、今回は8対1で8人の委員が据え置き、1人の委員が0.25%の利下げを主張しました。インフレ見通しは2月のインフレ報告の時点に比べ若干低下したとの認識を示しています。

発表直後は、一瞬ポンド売りが優勢でしたが、すぐにV字回復しました。明日早朝にはFOMCが政策金利を発表します。声明文において「サブプライム問題」と「景気後退」をどのように扱うか注目です。
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2007年01月12日

BOE・サプライズ利上げ

BOEが政策金利を0.25%上げ5.25%としました。市場予想は据え置きでしたのでポンド円が急騰、1998年8月以来の高水準となりました。

22:30からのトリシェECB総裁の会見は総じてサプライズはなく、利上げの可能性を暗に否定したことからユーロは全面的に下落しています。

【要人発言:トリシェ・ECB総裁】
・12月の利上げが正しかった事をデータは証明している
・金融政策は依然緩和的で、適切な時期に断固とした行動をとる
・成長リスクは下向きで物価見通しは上方に傾斜
・世界経済はよりバランスしていくだろう
・成長リスクは原油価格の反発や、保護主義、世界経済の不均衡・予想より賃金の上昇が強い
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2006年12月20日

BOE議事録

・英中銀12月の金融政策決定委員会で9対0で金利据え置きを決定
・インフレ見通しは11月から全体的に変わらず
・メンバーの数人は投資・住宅市場・インフレ期待からCPI上振れリスクを指摘
・その他のメンバーは米住宅市場・英雇用市場・消費から下振れリスクを指摘、利上げ効果を見極めたいとの思惑
・米ドル下落は長期的な調整と世界不均衡による
・世界経済見通しは変わらず、米経済指標は緩やかな減速を示唆
・住宅価格は予想以上に早く上昇、消費関連指標は混在だが概ね見通しに沿っている
[ひまわり証券]

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